Watch

※両ブランドはオフィシャルサイトに直接リンクしております。

絶版品
Model:サンマルコ クロノメーター
Ref:133-72-9-7/E3
Spec:ケース径 37mm/自動巻き(COSC認定クロノメーター)/SSケース/ブルーエナメル文字盤/サファイアクリスタル/30m防水(3気圧)/SSブレスレット
Price:¥682,500(込)
「ユリス・ナルダン」といえば、1846年に創業し、数多くの名門ブランドを産んだスイス時計界においても一目置かれる名門中の名門時計ブランドの一つである。過去マリンクロノメーター(海洋航海時計)において、世界中の博覧会やコンクールを総なめし、4300もの賞に輝き、そのうち18はゴールドメダルを獲得。その信頼はゆるぎないものとなり、日露戦争の頃より旧日本海軍御用達時計となった事は、知る人ぞ知る史実である。かの戦艦大和に搭載されたマリンクロノメーターも、ユリス・ナルダン社製であり、日本人に最も縁のあるスイス時計ブランドの一つである事は間違いない。
腕時計主流の現代においても、「天文三部作」といわれる天体の運行さえも把握する時計や、トゥールビヨン・ミニッツリピーターの「ジンギス・カーン」、カルーセルトゥールビヨン「フリーク」など、そのスイス屈指の技術力の高さを誇る時計は枚挙に暇がない。
しかしながら、実際に自分の腕に巻いて使うユリス・ナルダンはあるのか???という疑問に答えられる時計が、当店に一つだけ奇跡的に残っている。その名は「サンマルコ・クロノメーター」。ユリス・ナルダンを代表するシリーズの天文三部作の一つ「ヨハネス・ケプラー」の文字盤と同じ技法である、クロワゾネ(有線七宝)というエナメル技法の中で最も洗練され、かつ複雑な技術の一つを駆使し一つ一つ丁寧に焼き上げて製作される。ケプラー始め、様々な絵柄のクロワゾネダイアルの時計が、最低でも数百万するのに対し、このサンマルコはブルー一色という事もあり、唯一(?)手が届く価格帯のエナメルダイアルのナルダンウォッチかもしれない。今ではこの名品も絶版となり、2009年に復活ともいえる、ブルーエナメルダイアルの「クラシコ」がデビューしたが、こちらはWG製ケース+レザーストラップで、価格は189万円(込)となっている。この価格を見ても、店頭にある最後の一本の価値が分かろうというものだ。このモデルをお求めの方には、ユリス・ナルダン社特製のハードカバーブックと、もらってからのお楽しみノベルティグッズもご用意。まさに「残り物には福がある」である。
余談であるが、私自身もナルダンの「マリンダイバー」を愛用しており、なくなった母方の祖父の形見も50年ほど前のナルダンのオートマティックだ。既に正規取扱い店としての契約は終了しているが、販売した時計のメンテナンスはもちろん承るので、安心してご使用いただきたい。

commented by M.Fujii